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広報誌「Fine」

タバコの煙害 PM2.5による空気汚染


タイトルにびっくりされた方も多いのではないかと思いますが、タバコの煙がたくさんのPM2.5を含んでいるのを皆さんはご存知でしょうか?喫煙可能な飲食店でPM2.5を測定したデータが産業医科大学から発表されています。それによると、喫煙可能な店内では「健康にきわめて有害」というレベルを超えて、「危険」というレベルに達するほどのPM2.5が出ていることがわかっています。

受動喫煙による被害は年間15000人の命を奪っているという試算もあります

ここ最近売り上げを伸ばしている加熱式タバコでも、従来のタバコと同様の受動喫煙が発生することがわかってきています。左の写真では、特殊な光を当てているので見えるようになっている緑色のもの(エアロゾル)が、ニコチンなども含まれる有害物質です。喫煙者の吐く息で受動喫煙となり、健康被害が発生することになります。しかし、このエアロゾルは通常は見えない上、匂いも出ないように上手く処理されているため、気付くことができません。そのため従来のタバコよりも周囲への危険性は高いと言えます。
保健指導をしていると、「加熱式タバコに変えたので大丈夫です」と誤解されている方と何度も遭遇しますが、残念ながら健康被害はしっかりあるとわかっています。喫煙者の皆さんは完全に禁煙、周囲の人は正しい防煙対策をして、健康長寿を目指してください。

※PM2.5:大きさ2.5μm以下の小さな粒子のことで、肺の奥まで入りやすく、肺がん、喘息、心筋梗塞などを引き起こし死亡率を上げることがわかっています。







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