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広報誌「Fine」

特集:免疫力を高めよう


ウイルスや細菌などの病原体から身体を守る仕組みを免疫と言います。 免疫は、安定した体内環境を保つためになくてはならない機能のひとつです。 特に、白血球は、免疫細胞とも呼ばれ、血液やリンパ液の流れに乗って全身を巡りながら病原体に目を光らせ、パトロールしています。





体中の約70%の
免疫細胞が集まる「腸」

腸は口から肛門までつながった1本の管の一部なので、常に外から異物や外敵が入ってくる危険があります。腸内には免疫細胞が集積しており、身を守ろうとしています。そのため、免疫力アップのためには、腸内環境を整えることが大切です。





加齢

赤ちゃんの免疫力は弱いですが、徐々に強くなって、20歳ぐらいでピークに達します。 その後は、少しずつ低下していきます。 そのため、高齢になるほど感染症を発症しやすく、治りにくくなります。




こんな習慣・要因も・・・








免疫力アップのためには、良質なたんぱく質、ビタミン、ミネラルや腸内環境を整える発酵食品(ヨーグルト、納豆、キムチ、みそなど)や食物繊維が必要です。 また、特定の食品がクローズアップされることもありますが、一つの食品を食べて安心するのではなく、1日3食(主食・主菜・副菜をそろえ)バランスよく何でも食べるようにしましょう。特に朝食は体温の上昇、基礎代謝量を上げる効果があると言われています。






量は関係なく、一日で10種類すべてに〇が付くことが理想。ですが、7種類以上⾷べること(7つ以上〇が付くこと)を⽬標(合格ライン)として、毎日〇を記入していきます。この「10食品群」に加えて、主食として米やパン、その他食材を食べることで、自然とバランスの良い食事を摂ることができるようになっています。携帯のアプリになっているチェックシートもありますよ!

お酒もほどほどが一番です!

コロナ禍での外出自粛や在宅勤務なども影響して、家での飲酒量が増えている人が多いそうです。 アルコールは高カロリーなので、すぐに体温が上昇しますが、数時間後には冷えていきます。 酔いが回ると気づかないうちに身体の冷えが進み、免疫低下につながることもあります。




軽く汗をかく程度の運動は免疫力を高めます。軽いストレッチや散歩など、無理のない範囲で楽しみながら身体を動かしましょう。 テレワークによる運動不足、腰痛の解消にもおすすめです。 逆にハードな運動は、免疫力を低下させると言われています。





心も身体も日中の活動の緊張から解放され、心底リラックスしているのが睡眠中です。睡眠中は、免疫細胞の働きがとても活発になり、免疫力が高まります。睡眠時間は人それぞれで異なりますが、最低でも6時間以上を目安に睡眠時間を確保しましょう。





低体温だと免疫細胞の活動性も低下します。免疫力が正常に保たれる体温は36.5℃程度と言われています。免疫力は1℃下がると30%低下するとも言われています。シャワーだけでは身体が温まらず、交感神経が刺激されリラックスできません。 ゆっくり湯船につかって入浴し、身体を芯から温めましょう。湯たんぽなどで、お腹や足を温めたり、温かい飲み物を飲むことも効果的です。





笑うと免疫細胞が活性化するという研究データが出ています。声をあげて思い切り笑うのが理想的ですが、口角を上げて作り笑いをするだけでも効果があることが知られています。 また、音楽を聴く、マッサージをするなど、自分が心地よいと思えることをすることも効果的です。ストレスをため込まないことも大切!


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