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広報誌「Fine」

特集 放っておくと危険な高血糖!

糖尿病ってどんな病気!?

食物を消化したときに作られるブドウ糖は、わたしたちの体にとって重要なエネルギー源です。通常は、すい臓から分泌されるインスリンというホルモンが、体内にあるブドウ糖を効率よく細胞に取り込む働きをしているため、食事をしても血糖値は一定の範囲で保たれます。
しかし、インスリンの働きが悪いとその効果が上手く発揮されず、血液中にブドウ糖が残ってしまうため高血糖になります。高血糖が続いても初期には自覚症状は現れず、この状態が持続することで糖尿病を発症します。
また、糖尿病が改善されず進行すると、全身の血管が糖によってダメージを受け、さまざまな合併症を引き起こす原因になります。糖尿病で怖いのが合併症で、気がついたときにはかなり病気が進行し、失明したり腎不全により人工透析が必要になってしまうケースも少なくありません。
だから、血糖値が「やや高め」のうちから対処することが大切です!糖尿病は発症すると治癒することはなく、一生コントロールが必要になる病気です。
発症しないように予防をすることが何より重要です!



その他の原因によるもの

妊娠糖尿病

妊娠をきっかけに血糖値が高くなることを言います。
出産後に血糖値は改善することが多いですが、妊娠中に血糖値が高かった女性は、将来糖尿病になるリスクがあるため注意が必要です。

続発性糖尿病

基礎疾患にすい臓がんや肝炎などがあり、これらの病気がきっかけとなり発症する場合を言います。基礎疾患を治療することで治る可能性があります。経口避妊薬やステロイド剤の薬剤の副作用で起こる場合もあります。

糖尿病はこの数値で判定します! 



糖尿病のサインを見逃さないで! 



隠れ糖尿病が 増えている!?

 定期的に健康診断を受けていても見逃されてしまう糖尿病があることをご存知ですか。
 普段は正常なのに食後の短時間にだけ血糖値が急上昇する食後高血糖は、“隠れ糖尿病”とも言われ、健康診断で測定する空腹時血糖では異常がなく、食後血糖を測定しなければ見つけることができません。これを放っておくと、やがては空腹時血糖も高くなり、糖尿病へと進行してしまいます。
 自分には関係ないと思っていると、気づかないうちに隠れ糖尿病になっているかもしれません!ちょっとした取組みで改善できるので、次ページからを参考にできることから始めてみましょう!


今日からできる!血糖コントロール術!

血糖値が基準値を超えている方も、あわてる必要はありません。初期のうちは生活習慣を変えるだけで血糖値を改善することができるからです。食事療法はすべてのタイプの糖尿病の治療の基本となります。糖尿病の発症リスクが高い人が食事を改善することで、2型糖尿病の70%の発症を防ぐことが可能とまで言われています。健康な食生活や運動習慣は、糖尿病の人だけに勧められる特別なものではありません。生活習慣を改善して、糖尿病を予防しましょう!


食事のポイント



運動のポイント

+10(プラステン)で運動習慣をつけよう!

運動することでインスリンの働きを活性化させます。時間帯や運動量にかかわらず、1日10分体を動かすだけで生活習慣病のリスクを減らすことができるので、今より少しでも多く体を動かすことから始めましょう!


ストレス解消

食事も運動も改善し、規則正しい生活をしているのに血糖値が改善しない場合は、ストレスが関係しているかもしれません。ストレスを感じた時、わたしたちの体内からはストレスと戦うホルモンが分泌されます。このホルモンがインスリンの効果を無効化させ、血糖値を上昇させる原因と言われています。ストレスを強く感じている方には、ストレス解消やリラクゼーションが欠かせません!




血糖値が気になる方は…

郵送式検診で簡単にチェックすることができます。
詳しくは同封のチラシをご覧ください。
検査費用は1項目たった500円!

*お申込みの前に記載の注意事項を必ずご確認ください。


ムラタ健保からのお願い

皆さまは自分の血糖値を把握できていますか?血糖値が高く、糖尿病の疑いがある場合は、放置せず必ず病院を受診してください。また、現在治療中の場合であっても、自覚症状がなかったり血糖値が下がったからといって自己判断で治療を中断することは絶対にしないでください。定期的な検査を受け、進行度や合併症の有無をチェックすることが大切です。

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