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広報誌「Fine」

知っておきたい薬のあれこれ

どのタイミングで飲めば良いの?

飲み薬は、どのタイミングで飲むかで効き方が違ってくることがあります。服薬時間を守ることで、効き過ぎや効きめが悪くなるのを防ぎます。




薬の形はなぜいろいろあるの?

薬の形や大きさは、胃、小腸のどこで溶けるかを計算して成型されています。(一部の噛み砕いて飲む薬以外は)噛み砕いたり、カプセルから出して飲むのはやめましょう。溶ける場所が変わり薬の効果が出ないことや、胃腸を刺激して副作用の原因になることもあります。



1度に2回分飲んだほうが速く効くの?

薬には「有効量」という目安があり、適量以上に飲むことは大変危険なことです。同様に薬を飲み忘れたときも、慌てて飲んだり、2回分まとめて飲むなど自己判断するのは危険です。薬が効かないと感じたり、困ったときは、必ず医師や薬剤師に相談しましよう。



薬に使用期限ってあるの?

薬にも使用期限があります。薬の成分が分解・変質したり、効果が弱くなることがあるためです。処方された薬は処方日数で飲みきるのが原則ですので、以前に飲み残した薬を飲むのは避けましょう。薬は光・湿気・高温に弱いので、直射日光が当たらず湿気の少ない涼しいところで保存しましょう。救急箱等でまとめて保管している場合は、半年に一度くらいは期限切れの点検を行いましょう。



薬は何で飲む?

基本的にはコップ1杯程度(約200mL)の水かぬるま湯で飲むようにしましょう。薬を胃腸に運び、胃の中で水に溶かすことで吸収されやすい形にします。水なしで飲むと、効き目が遅くなったり低下したり食道に貼りつく危険性もあります。基本は水ですが、鎮痛剤など胃を荒らしやすい薬は牛乳で飲むと良いとされています。ただし、薬によってはオレンジジュースや炭酸飲料、牛乳等で飲まないほうが良いものもありますので確認してください。アルコールは薬の作用に影響を与えたり、副作用を高めて危険なことがありますので絶対に避けましょう。



子供の急な発熱! 大人用の解熱剤を半分に割れば飲ませても良い?

大人用の薬の多くは原則的に「15歳以上」が対象となっています。大人用のものを半分に割ったとしても、大人の半分よりも少量で使わなければならない薬や、そもそも子どもに飲ませてはいけない成分を含むものもありますので、絶対にやめてください。14歳未満の子供向けに作られた解熱剤等も販売されていますので、薬局等で相談してください。



処方せんの有効期限はどれくらい?

処方せんの有効期限は発行日から4日間に限られています(土日も含みます)。4日を過ぎると、病院でもう一度処方せんを発行してもらわないと、薬を受け取ることができません。


状態がよくなったら、薬を飲まなくて良い?

薬を飲んで少し症状が改善すると「もう大丈夫」だと、自己判断で薬をやめてしまう人がいますが、これは大きな誤りです。自己判断で薬をやめてしまうと、症状が再発したり、悪化することもあります。医師の指示に従い、処方された日数分を最後まで飲みきるようにしましょう。


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