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広報誌「Fine」

セルフメディケーション税制スタート!

皆さんは、風邪をひいたときやおなかの調子が悪くなったときどうしますか?病院で医師の診断を受けて処方せんを書いてもらい、薬局で薬を受け取って飲む場合もあれば、ドラッグストアなどでお薬を買って飲むこともあるでしょう。
病院に行くと、医師や看護師が診察や看護をしてくれる分「医療費」が発生します。現在、国内の医療費はどんどん膨らんでいます。可能な範囲で自分で薬を飲んで治してもらい、医療費を減らそうという考えのもと、国や自治体も税金面でバックアップするという考え方が「セルフメディケーション税制」です。



OTC医薬品を利用するメリットと注意点



今回の税制ではすべてのスイッチOTC医薬品が対象となるわけではありません。対象OTC医薬品(約1500品目)には右記のような識別マークが掲載されています(付いていないものもありますので確認してください)。厚生労働省のホームページにも掲載されています。OTC医薬品を選ぶ際は、マークの有無を目印にするとよいでしょう。


レシートは 捨てちゃだめ!

セルフメディケーション税制を受けるには、確定申告が必要です。確定申告には、購入時のレシートや領収書、健康診断の結果等が必要になります。
家庭常備薬斡旋商品の中にも、セルフメディケーション税制対象商品があります。
商品に同封されている納品明細書と別途、領収書が必要となります。領収書を希望される場合は健保組合までご連絡ください。

※セルフメディケーション税制は「健康の保持増進及び疾病予防の取組をしている人」を対象とする制度ですので、確定申告時に、健康診断やがん検診の結果、インフルエンザなどの予防接種の領収書等(このうちいずれかひとつ)を提示する必要があります。



所得控除の計算方法

税制優遇と聞くと、条件を超えた額がそのまま戻ってくると思われがちですが、そうではありません。セルフメディケーション税制では、12,000円を超えた額に税率をかけたものが減税されます。(税率は所得により異なります)




セルフメディケーション税制を目当てにして高い医薬品を購入しても意味がありません。必要のない医薬品を買っていては節約にもなりません。OTC医薬品を上手に利用し、自分の健康を自分で守ることを応援するセルフメディケーション税制。
必要なものを必要なだけ買って、健康にも節税にも賢く活用したいですね。

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